えこあくと2006
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工学部における環境マネジメントシステム 21世紀は、環境の世紀と言われている。熊本大学は、地球規模の環境保全が人類全体の最重要課題の一つであることを認識し、大学構内の諸活動が環境との調和が取れるように配慮する。とりわけその教育研究活動において、教職員並びに学生が一致協力して地球的規模の環境問題への取組に貢献することを目指す。 これに基づき、熊本大学工学部物質生命化学科(以下本学科と呼ぶ)は次の基本方針を定め実施する。 化学物質の製造・処理に深く関わりのある本学科の教育においては、環境関連科目の充実を図るとともに、学生実験における環境負荷の軽減を図り、フィールドワーク等を通して、環境意識の高い学生を育成する。 学生実験で使用する発ガン性物質及び内分泌撹乱化学物質(環境ホルモン)を含めた化学物質の取扱方法を学ぶとともに、学生実験で生じる廃液、廃棄物の処理方法を学び、汚染の予防に努める。 学生実験の遂行に際して、環境関連の諸法令及び本学科に対する学内外の環境に関する規則や要求事項を遵守する。 この環境方針をもとに、環境目的・目標を作成し実施する。また、本方針に基づき目的・目標を定期的に見直し、環境マネージメントシステムの継続的な改善を図る。 サイト外(他学科、他学部、学外)への環境保全に関する知識の普及及び啓発に努める。 この環境方針は文書化し、本学科の全教職員、学生に周知するとともに一般の人にも文書並びにインターネットのホームページを通じて開示する。熊本大学環境基本理念熊本大学環境基本理念熊本大学環境基本理念 本科のEMSの作成においては教職員のほかに学生ボランティアも大きな貢献をした。 このEMSに基づいて学部の学生実験教育が行われているほか、EMSの実施の内部監査委員には学生委員も加えている。この方式は他に類例のない方式であり、教育型の環境ISO14001として注目されている。本科のEMS(Environmental Management System)の特色本科のEMS(Environmental Management System)の特色本科のEMS(Environmental Management System)の特色物質生命化学科基本方針物質生命化学科基本方針物質生命化学科基本方針12345612Kumamoto University図2-6 ISO14001登録証図2-7 工学部物質生命化学科(平成13年7月19日制定)

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