えこあくと2006
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第3章 教 育環境教育について 豊かな緑と清冽な湧水に恵まれた水の都である熊本は、カルデラ火山としては世界有数の規模を誇る阿蘇山と、青い豊かなる有明海に囲まれて立地している。 この恵まれた豊かな自然を後世に伝えるべく、熊本大学では以前から環境に係る教育・研究に取り組み、環境保全に関する教育課程を充実させるとともに、近年では、研究成果を生かして環境に関する情報発信拠点としての取組が拡充してきている。本学を学舎とする学生に対する教育はもとより、開かれた大学としての地域住民に対する情報発信や啓発など、その活動は多岐にわたる。平成17年度に開講された環境関連の講義及び実習としては全学で224科目にのぼる。 教養教育における環境教育が、学部等における環境に係る専門教育の進展を図るための基礎教育として位置づけられていることが、教養教育において開講数が多いことから窺い知ることができる。 創造力やものづくりの感性豊かな技術者の育成を行う工学部や大学院自然科学研究科など、社会生活と密接に関連する教育分野を担っている学部等において重点的に環境教育が行われており、地球環境と人間社会の共生を目指す環境意識の高い人材育成を行っている。Kumamoto University15図3-1 平成17年度環境関連講義数01020304050607080科目数教養教育教育学部理学部工学部医学部薬学部文学研究科自然科学研究科医学教育部薬学教育部40335615255419※シラバスから科目名に「環境」がつく講義を数えた。うかが

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