えこあくと2006
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環境ネットワークくまもと(通称かんくま)は,持続可能な農的暮らしと健康な地域社会を実現するため、熊本県内外で環境保全活動に取り組む各団体・個人をゆるやかにネットワークし、情報交換や各団体の活動紹介を行い、市民に環境保全活動への参加と支援を呼びかけている。また、講演会や自然体験型の学習会などの啓発活動を企画・実施し、NGO間や行政、企業とのパートナーシップを推進している。これらの活動を通して、市民による主体的な環境保全活動の拡大と、計画や政策の策定、実施、評価、見直しのすべての段階への市民参画のプロセスの確立を目指している。 設立は平成6年(1994年)10月。現在、個人会員約250名、団体会員約40団体である。運営のための体制として以下の3つの委員会が設けられ、その上に全体事項を検討する運営委員会が置かれている。①調査・研究・提案委員会 環境に関する市場調査や研究を行い、結果を小冊子などにして公表する。また、研究や調査を通して、行政や企業に対して市民からの環境政策提言を行う。「日本の環境首都コンテスト」全国ネットワークの構成団体として、同コンテストへの県内自治体への参加呼びかけと調査及び評価を実施しており、平成17年(2005年)度には水俣市が総合第1位を獲得した。②学習・フィールドワーク委員会 講演会や学習会の開催、環境学習プログラムの提供、環境問題の啓発や指導者の育成を行う。また、野外(フィールド)において農業体験、自然環境や生物等の観察会など参加体験型の活動を行う。平成17年度は、水俣エコツアーや棚田での田植え・稲刈り体験、各月1回(計6回)の定例学習会などを開催した。環境ネットワークくまもと環境ネットワークくまもと環境ネットワークくまもと28Kumamoto University図5-2 干潟フェスタ図5-1 みらい有明・不知火の役割

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