えこあくと2007
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第2章 環境マネジメント熊本大学における環境マネジメントの状況8Kumamoto University 環境マネジメントとは、環境省の定義によれば、事業者が自主的に環境保全に関する取り組みを進めるに当たり、環境に関する方針や目標等を自ら設定し、これらの達成に向けて取り組んでいくことです。 熊本大学では、環境マネジメントシステムの国際規格で環境教育面に重点をおいた環境ISO14001を、薬学部が平成13年9月に、工学部物質生命化学科が平成16年1月に認証取得し、環境教育の推進を図るとともに環境マネジメントの継続的な改善に努めています。全学的には、環境ISOの認証取得は行っていませんが、先進的な学部等の取組に倣ってエネルギー消費の縮減、ごみの分別収集による再資源化・減量化の推進、グリーン購入の推進等、学生と教職員が協働して環境に配慮した「エコキャンパス」の実現と持続的な環境改善に向かって努力を重ねています。 本学の環境方針は総合大学としての特徴を活かしたものになっています。したがって、その達成に向けての取組(環境マネジメント)は、地球環境負荷の低減や事故の未然防止、環境関連の諸法令・諸規則等の遵守にとどまるものではありません。環境マインドを備えた人材の育成や研究成果の社会還元による社会貢献も重要な要素として入ってきます。本報告書では、これらについても触れております。 環境マネジメントにおいて、全学的にはこれまで環境安全センターが中央安全衛生委員会と綿密な連携をとりながら大きな役割を果たしてきましたが、環境マネジメントを全学一体となって一層強力に推進するために、平成19年度からは環境委員会を中心とする体制を構築しました。熊本大学における環境マネジメント体制学長担当理事環境安全センター中央安全衛生委員会各部局各事業場環境委員会環境マネジメント推進専門委員会交通対策専門委員会人事・労務担当理事森 光昭

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