えこあくと2007
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薬品管理支援システムの導入 化学物質による被害を最小限にするためには、化学物質の有害性・危険性をあらかじめ把握し、環境リスクが発生しないように適切に管理することが大切です。そのために化学物質の有害性・危険性や適切な取扱・処理法に関する情報を総合的に効率よく取得する仕組みが重要になります。そこで多くの化学物質を扱う熊本大学では、教職員・学生等の安全及び健康の確保のため、また化学物質に関する正しい知識を教育し、研究に活かすために薬品管理支援システム(YAKUMO)を平成18年11月に導入しました。YAKUMOという愛称は、Your chemicals Assistant based on Kumamoto University Management-Operation Systemからつけました。これは熊本大学で教鞭を振ったラフカディオ・ハーン(小泉八雲)に因み、熊本大学学術情報システムSOSEKIのように覚えやすくするためです。YAKUMOは、教育・研究等で使用される化学物質を「いつ」「誰が」「何を」「どれだけ」「どこで」使用したかを簡単かつ正確に履歴として記録できるシステムです。また統一されたシステムを利用することで、全学的な薬品の購入量および使用量を記録することができます。 毒物および劇物取締法(毒劇法)、特定化学物質の環境への排出量の把握等および管理の改善の促進に関する法律(PRTR法または化管法)、消防法、労働安全衛生法(安衛法)など各種法規制にも対応し集計機能も有することから化学物質を扱う教職員の管理業務を支援することができます。16Kumamoto UniversityYAKUMO利用のスキーム図

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