えこあくと2007
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化学物質の管理状況と監視についてKumamoto University17 大学において、化学物質を適正に取り扱うことが社会的に強く求められています。本学では化学物質の取扱いにおいて、毒物及び劇物取締法、化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)、消防法、大気汚染防止法、悪臭防止法、土壌汚染防止法、水質汚濁防止法 、PRTR法、麻薬関連法等を遵守し、MSDS(製品安全データシート)を参考に管理、取扱いを行っています。 また、放射性同位元素、ウイルス、細菌、細胞の使用に関しては、放射性同位元素等による放射線障害防止に関する法律及びバイオハザ-ド関連法を遵守し教育・研究を行っています。これらを取り扱う際の注意事項の手引として、教職員及び学生に対して“健康・安全の手引”(環境安全センター編集)を配付し、管理、使用、廃棄の管理徹底を啓発しています。 熊本大学は特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(PRTR法)の対象事業場(高等教育機関, 自然科学研究所)であり、該当する化学物質に関して届出を行わなければなりません。具体的には、第一種指定化学物質の内、キャンパスごとに年間取扱量が1トン以上(特定第一種指定化学物質は0.5トン以上、ダイオキシン類は量に無関係)の化学物質について排出量(大気, 公共下水道, 土壌, 埋立)及び移動量(下水道, 廃棄物としての移動)を化学物質ごとに届け出ることが義務付けられています。本学では、平成18年度分として下記のとおり届出を行っています。地区名:大江地区(薬学部地区)第一種指定化学物質の名称:ジクロロメタン取扱量:約 1.650 kg 排出量:大気 250 kg移動量:下水道への移動 1.8 kg 事業場の外への移動(産廃処理)1,400 kgPRTR法についてPRTR法についてPRTR法について 熊本大学で使用するボイラー及び発電機については、大気汚染防止法等に基づき、ばいじん、硫黄酸化物及び窒素酸化物濃度の測定を行っています。平成18年度の測定結果は全て基準値以内であることが確認されています。排ガス測定について排ガス測定について排ガス測定について 熊本大学では、教育研究活動に伴って、有害な有機物や重金属等を含んだ廃液が多量に発生します。これらについては実験廃液として貯留した後、適切に処理を行い環境中に排出されることがないよう努めています。そして、下水道法等に基づき、年2回排水の測定を行い、水質の監視を行っています。また、簡易測定として、毎月2回排水のpH測定を行っています。排水水質測定について排水水質測定について排水水質測定について排出量及び移動量割合は平成16年度PRTRデータの概要(平成18年2月経済産業省製造産業局化学物質管理課、環境省環境保健部環境安全課)を参照した

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