えこあくと2007
27/48

Kumamoto University25研究内容研究内容研究内容■生物資源循環系解析学分野【干潟浅海域における生物多様性の解明と保全】 有明海・八代海は日本でも有数の内湾で干満の差が大きく、国内最大面積の干潟・浅海域を有しています。この浅海域およびその沿岸域には様々な生物種が生息生育しており、調和した生態系を形作っています。その生態系の変動を生物多様性の観点からモニタリングすることにより、環境変化による生態系への影響について教育研究を行います。さらに、この地域に生存している数多くの貴重で特異な生物種について系統発生進化学および生物地理学的側面から教育研究を行っています。ナメクジウオハマグリ■生物資源保全・開発学分野【海産動植物のゲノム情報解析】 海産動植物は、水温、光強度、浸透圧、酸素濃度や汚染物質などの環境変化に適応する能力をもっています。しかし、これらの環境要因が一定の範囲を越えると発生、成長、成熟等の生理現象が強く影響されます。水産業上有用な動植物のゲノム情報を解析し、分子生物学的手法を用いてそれらの環境応答機構を明らかにすることにより、優良種の選別や作出および環境指標生物の開発のための教育研究を行っています。紅藻の光合成アンテナ装置窒素欠乏培養によるスサビノリ葉状体の色落ち

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です