えこあくと2011
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67Kumamoto Universityえこあくと2011の自己評価熊本大学環境報告書「えこあくと」の信頼性の向上を図るために、2007年(平成19年)に環境省が発行した「環境報告書の信頼性を高めるための自己評価の手引き」に準じて、「えこあくと2011」の自己評価を行いました。< 実施方法 >えこあくと2011編集担当である環境安全センターの専任教員の指導の元、工学部物質生命化学科の4年生2名で自己評価を行いました。評価対象の項目は、環境省発行の「環境報告ガイドライン2007年版」の29項目であり、それらに対して「項目の記載の有無」を確認し、無い場合は「記載の必要性」について判断しました(網羅性の確認)。また「情報は正しいか?」(正確性の確認)、「読み手に誤解を与えていないか?」(中立性の確認)、「算定方法や集計範囲は明確か?」(検証可能性の確認)を行い、必要に応じて意見を集めました。< 実施日 >2011年9月27日(火)< 自己評価の結果 >○ 網羅性の確認「MP-4 環境に配慮した投融資の状況」、「MP-5 環境に配慮したサプライチェーンマネジメント等の状況」、「MP-8 環境に配慮した輸送に関する状況」、「OP-4 事業エリア内の循環的利用を行っている物資等」、「EEI 環境配慮と経営との関連状況」に関する記載はありませんでした。これらは、P69の「ガイドラインとの比較」で、「該当なし」または「検討中」とされていました。昨年度に比べて「OP-10 総排水量及びその低減対策」について記載されていたことは喜ばしく思います。しかし「OP-4 事業エリア内の循環的利用を行っている物資等」は実行できそうな気がします。また「MP-5 環境に配慮したサプライチェーンマネジメント等の状況」も地域の文化の向上を担う大学にとってできないことではないと思います。さらに今後の熊本大学の活躍に期待しています。○ 正確性の確認えこあくと2011を読んで、環境保全コストで低炭素スタイルに対する費用が算出されていないことがおかしいと思いました。また過去のデータにおいて、急激な変化(激増・激減)があった場合は、説明を加えると分かりやすいと思いました。○ 中立性の確認えこあくと2011を読んで、特におかしいと思った記述はありませんでした。○ 検証可能性の確認えこあくと2011を読んで、他大学より細かなデータを報告していることに驚きました。各サイト間の比較がしやすく、各サイトの特色も分かるデータだと思います。またデータ算出の根拠も記載されていました。○ まとめ昨年度と比べて、今年度から4つの分類「低炭素スタイル」、「循環型スタイル」、「自然共生スタイル」、「環境マネジメント活動」に分けて報告されていることで、とても読みやすくなりました。熊本大学の個人研究の内容が増えており、熊本大学もいろいろな研究をしていると感じました。しかし、これらだけではないような気もしました。熊本大学の詳細なデータがあるにもかかわらず、全国で熊本大学がどれだけ環境に配慮した活動をしているのか気になりました。他大学と比較したデータがあればと思いました。一つの表に記載されているデータが多いため、分かりにくいと思いました。もう少し、色を使って視覚的に分かりやすくした方がいいと思いました。今回、熊本大学の環境報告書の自己評価を行って、とても勉強になりました。このように学生が環境報告書の作成に関われるような環境があればと思いました。2011年9月26日熊本大学工学部物質生命化学科4年 松尾朋美 / 4年 安田健二

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