えこあくと2012
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環境汚染を防ぐ - 化学物質の処理と把握1500.00.00.01,2001.81,35203006009001,2001,500〈kg〉大気公共用水域土壌埋立廃棄物下水道取扱量〈 排出量:150kg 〉〈 移動量: 1,202kg 〉有害な化学物質の量の把握に努めています有害な化学物質は貯留されて適正に処理されています実験廃液とは、教育・研究等で発生した液体状廃棄物として定義され、さらに実験廃液が入っていた容器の最低二回のすすぎ液も実験廃液としています。実験廃液は、有害物質※ を含む実験廃液で無害化できないものは、「特殊処理」、「還元・中和・凝集沈殿」、「焼却処理」のどれかの方法を使って外部業者に処理してもらいます。※有害物質とは、(1)MSDSの「廃棄上の注意」で下水に流せないもの、(2)化学物質に関する法令に該当するもの、(3)有害性・危険性の有無の判断ができないもの、(4)pHが5以下、9以上のものとしています。実験廃液の貯留スキームを作成しました実験廃液特定化学物質の環境への排出量の把握及び管理の改善の促進に関する法律(化管法、PRTR法)によって、該当する化学物質を1トン以上使用している事業場は、排出量などを届け出る必要があります。クロロホルム、塩化メチレン、ノルマルヘキサンの取扱いが1トンを超えている地区がありますPRTR本学は、ボイラー5基と発電機1基のばい煙発生装置を有しているため、年2回、排出される硫黄酸化物、ばいじん、窒素酸化物の量を測定しています。また本学の排水は、下水道放と公共用水域へ放流していますが、年2回、その水質測定を行っています。さらに実験で使用された排水は、下水道へ放流される前に一時的に貯留槽で溜められていますが、月2回、pH測定を行っています。法令に基づく環境測定を行っています環境分析ばい煙等測定 : いずれも基準値内でした。排水水質測定 : 本荘北地区でノルマルヘキサン抽出物質含有量、黒髪北地区で浮遊物質量(SS)の基準値超過がありました。採水地点の流域で排水を排出する部局に対して、排水管理の徹底を依頼しました。貯留槽pH測定 : いずれも基準値内でした。結 果■第一種指定化学物質別届出量:クロロホルム 〈黒髪南地区〉※排出量及び移動量割合は平成22年度PRTRデータの概要(平成24年3月経済産業省、環境省)を参照した。■ 2011年度 PRTR 〈黒髪南地区及び大江地区〉49Kumamoto University第 章05自然共生スタイル|環境負荷

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