えこあくと2014
62/82

環境汚染を防ぐ - 化学物質の処理と把握有害な化学物質は貯留されて適正に処理されていますPCBPCBは熱に安定であるため、変圧器やコンデンサなどに含まれる絶縁油に含まれていましたが、自然分解などの反応が起きにくく、ヒトの健康を損なうおそれがあるため、その使用が禁止されています。PCBの処理については、専門業者と調整しています。そのため本学では、PCBは適正に管理しています。2013年度はドラム缶を26缶処分しました。2014年度に残り42缶を処分予定です。PCB(ポリ塩化ビフェニル)を適正に管理しています実験廃液とは、教育・研究等で発生した液体状廃棄物として定義され、さらに実験廃液が入っていた容器の最低二回のすすぎ液も実験廃液としています。実験廃液は、有害物質※を含む実験廃液で、発生源で無害化できないものは「特殊処理」、「還元・中和・凝集沈殿」、「焼却処理」によって外部業者が処理しています。※有害物質とは、 (1)MSDSの「廃棄上の注意」で下水に流せないもの、 (2)化学物質に関する法令に該当するもの、 (3)有害性・危険性の有無の判断ができないもの、 (4)pHが5以下、9以上のものとしています。実験廃液 実験廃液の貯留スキームを作成しました1実験廃液を貯蓄しているポリ容器に貼る貯留簿を、薬品管理支援システムYAKUMOで作成できる実験廃液収集システムを導入しました。YAKUMOで作られた貯留簿は、世界共通で化学物質の有害・危険性を伝える「GHS」と、化学物質に関する法令に該当する化学物質が含まれる場合は、その法令名が表示できるようになっています。 実験廃液収集システムを導入しました261Kumamoto University第 章05自然共生スタイル|環境負荷

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です