えこあくと2015
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自然共生スタイル020Kumamoto University関心な気がします。さらに生物だけではなく、そこに住む人々の生活も大切なので、調和をはかることが必要です。海と言えば、津波や高潮などに対する防災を考えますが、如何にして環境のことを考えつつ防災をするか、妥協点を探すことが重要です。この研究は東南アジアや中国などの新興国において、以前の日本が経験した公害等の問題の対策に成り得ます。このように過去の経験をもとに日本からアドバイスができ、海外への貢献にもつながります。研究で楽しかったことは何ですか?分からないことが分かると楽しいです。生物が好きで、ハマグリの研究を行っていますが、泥っぽい環境だと、ハマグリの漁獲量が減少することが分かって、対策を打つことで漁獲量を高めることができる思い、とてもうれしかったです。沿岸域は都会の近くにあるので環境が悪化しやすいですが、沿岸域を利用して楽しめるように研究ができたらと思います。モニタリングサイト1000調査(永浦干潟)100年以上継続することを目標に毎年4月に行っている環境省の調査モニタリングサイト1000調査(永浦干潟)100年以上継続することを目標に毎年4月に行っている環境省の調査Q左/山田 聖 さん(工学部物質生命化学科4年)右/松瀬奈月 さん(工学部物質生命化学科4年)- 熊本大学の「環境配慮」に繋がる研究活動とは? その研究の最前線に立つ熊大の研究者に、学生がその思いについて聞きました -Interview日本最大級の干潟を有する有明海・八代海を中心とする沿岸域の自然環境や社会環境について基礎科学から応用科学までの幅広い教育研究を行い、地域社会へ貢献することを目指しています。沿岸域環境科学教育研究センター部局の活動Environmental initiatives of faculty01

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