えこあくと2015
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低炭素スタイル036Kumamoto Universityにもなります。さらに新材料が産業で使われるようになるまで20〜30年かかると言われています。これを加速させる研究を行いたいと思います。研究で楽しかったことは何ですか?考え通り研究して、いいものが見つかると、とても嬉しいです。だから苦労は感じません。解決すべき課題もいっぱいありますので楽しみです。材料研究者は、開発して使ってもらうことが夢です。新材料の良いところは、産業の基盤を変えて、産業を発展させることができます。今までできなかったことが、新材料でできるようになりますので、私は本当にラッキーでした。多くの材料研究者の夢が叶ったからです。地道に挑戦することが大切です。研究の概要 KUMADAIマグネシウム合金の学理構築に向けた基礎研究と実用化に向けた応用研究を通して、マグネシウム合金のモノづくり研究の強化と深化ならびに体系化を図っています。また、国内学術ネットワーク、産学ネットワーク、国際ネットワークを構築するとともに、独自の国際共同教育・研修プログラムによる国際的教育と世界最先端の国際共同研究を通して国際的モノづくり人材の育成を図っています。従来にない優れた強度と耐熱性を持つ革新的なマグネシウム合金を開発し、これを「KUMADAIマグネシウム合金」と名付けました。KUMADAIマグネシウム合金は「環境に優しい材料」として期待されるものです。 研究人材の育成と材料研究推進を図るために、マグネシウム合金の研究開発拠点となることを目指します。先進マグネシウム国際研究センター部局の活動Environmental initiatives of faculty03- 熊本大学の「環境配慮」に繋がる研究活動とは? その研究の最前線に立つ熊大の研究者に、学生がその思いについて聞きました -InterviewQ左/金子 瞳 さん(工学部物質生命化学科4年)右/松瀬奈月 さん(工学部物質生命化学科4年)

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