えこあくと2016
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低炭素スタイル018Kumamoto Universityこのように、マグネウムを使える分野は工業製品の軽量化だけでなく医療器具の開発などにも広がっています。研究で楽しかったことは何ですか?この研究の楽しいところは、先ほどのノートPCのように、研究したものが目の前に製品として出来上がってくることです。20年後、30年後に自分の研究したマグネシウムが使われたものを実際に目にすることが今から楽しみです。世界一のものづくりには世界一の材料が必要です。我々の研究はその世界一のものづくりをマグネシウムの開発で支えているのです。研究の概要 KUMADAIマグネシウム合金の学理構築に向けた基礎研究と実用化に向けた応用研究を通して、マグネシウム合金のモノづくり研究の強化と深化ならびに体系化を図っています。また、国内学術ネットワーク、産学ネットワーク、国際ネットワークを構築するとともに、独自の国際共同教育・研修プログラムによる国際的教育と世界最先端の国際共同研究を通して国際的モノづくり人材の育成を図っています。従来にない優れた強度と耐熱性を持つ革新的なマグネシウム合金を開発し、これを「KUMADAIマグネシウム合金」と名付けました。KUMADAIマグネシウム合金は「環境に優しい材料」として期待されるものです。 研究人材の育成と材料研究推進を図るために、マグネシウム合金の研究開発拠点となることを目指します。先進マグネシウム国際研究センター部局の活動Environmental initiatives of faculty- 熊本大学の「環境配慮」に繋がる研究活動とは? その研究の最前線に立つ熊大の研究者に、職員がその思いについて聞きました -InterviewQ右/若松永憲 さん(大学院先導機構URA推進室 研究コーディネーター(URA))

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