えこあくと2018
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Kumamoto University45Ene-1GP 鈴鹿のレース中の様子です。レース中はエネルギー残量を気にしながらも、いかに速く走るかということを考えながら運転します。走行時間と消費電力を記録することでエネルギー残量を割り出し、時間いっぱい走りきるために走り方を調整していくことがレースにおいて重要になります。エネルギーが限られているため、わずかな空気抵抗が結果に直結します。そのため流体解析を用いながら空気抵抗の少ない車両形状を考案しています。私たちECRプロジェクトは、昨年までソーラーカープロジェクトとして活動していた工学部公認サークルです。単3乾電池で人を乗せて走行する車両を製作し、様々なレースに参戦しています。昨年初出場したEne-1GP SUZUKAは、鈴鹿サーキット国際レーシングコース(1周5.81km)の3周の合計タイムを競う競技で、上位チームになると平均速度60km/h、最高速度100km/hを超える非常にハイレベルなレースです。昨年は3周完走することができず、100チーム中49位という悔いの残る結果となりました。その悔しさをバネに、「来年こそは完走してみせる」と意気込んで車両の改良やエネルギーマネジメントに取り組んだ甲斐があり、今年(2018)は見事完走し25位という好成績を収めることができました。現在、来年の大会ではさらに上位を狙うために新たな車両を製作しています。これまでよりも高度な技術に挑戦しているため課題は山積みですが、完成した暁には必ずや輝かしい成果を挙げることができるでしょう!今後の我々の活躍にご期待ください!機械システム工学科 西岡 真実2017年度レース結果Ene-1GP 49位エコ電レース熊本 7位

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