熊本大学 環境安全センターニュース Vol.3&4
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Environmental safety center news(4)の薬品入庫よりも薬品出庫の方が、問題点や不満が多いと感じました。特に1)の重量単位方式に対しての問題点が目立ちました。 (6)YAKUMOによる毒物劇物管理について 本学では、毒物および劇物の管理を取扱要項などを作成して推進してきました。YAKUMO導入時には、YAKUMOによる毒物劇物管理を推進させることで、研究室の負担を軽減しようと考えていましたが、様々な問題点が生じていました。そこでアンケート調査によって、問題点の抽出を行いました。 結果的には、(5)の薬品出庫でYAKUMOによる毒物劇物管理の問題点を提起しており、この項目ではあまり指摘がありませんでした。目立ったものとしては、YAKUMOでは容量より多く入っている毒物および劇物を完璧に管理できない点を挙げていました(例えば500gの薬品であれば、500g以上の毒物または劇物が実際にビンに入っている)。 (7)YAKUMO-物品請求管理システムの連動について 本学では、薬品のYAKUMO登録の作業を軽減するために、普段使っている物品請求管理システムと同じ環境で、YAKUMOから物品請求を行えば、自動的にYAKUMOに薬品登録が行われるというシステムを構築しています。 アンケート結果では、連動システムの利用は9件であり、33件が利用していないということになりました。問題点としては、使い方が分からない、特にメリットを感じない、YAKUMOと物品請求管理システムの二重登録に負担を感じていないので利用していないなどが挙がりました。 ・PCに連動できる電子天秤があれば、楽に出庫作業ができると思います。・液体の使用量を手入力する際、単位が重量(g)になっているので、その都度比重から計算し なければなりません。できれば、容量(ml or l)の入力で自動的に変換されるとありがたい です。・使用毎に入力することもありますが、使用毎に入力すべきなのだと思いつつも、記録簿等に使 用日、試薬名、使用量を記録しておいて、後でまとめて入力することが多いです。登録の一括 入庫のように、エクセルなどで作った使用記録簿を直接取り込める形になっていれば作業が楽 になるので嬉しいです。・ビン単位管理でよいものはビン単位管理したいが、研究室が混乱するかもしれないので、現在、 登録試薬は基本的に重量単位管理で統一している。出庫時に、バーコードで情報を取得した段 階で、どの法律に関わるのか、ビン単位管理/重量単位管理なのかが判別できるといいのでは。・PCを立ち上げなければ、管理できないものなど不要としか考えられない。・少量使用した時に、毎回入力するのは、忘れがちになってしまいます。また、実験室で常にパ ソコンを立ち上げているわけではないので、Webを通しての入力が必ずしも便利というわけで もありません。-10-YAKUMO-物品請求管理連動システム利用している21%利用していない79%

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