熊本大学 環境安全センターニュース Vol.3&4
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Environmental safety center news 過去5年間における有機系廃液と無機系廃液の排出量の推移をグラフで表しました。有機系廃液の排出量は年々上昇していることが分かりました。これは一般廃溶媒や廃油の排出量が年々増加していることが影響していると考えられました。無機系廃液の排出量は平均的で約1万Lであることが分かりました。※平成18年以前は酸廃液とアルカリ廃液の区分はなく、その他の廃液として区分していた。グラフ中は酸廃液で表示している。 平成21年度の有機系廃液の排出量は全学で年間33148 Lでした。内訳は一般廃溶媒12720 L、難燃性廃液9514 L、ハロゲン・硫黄系廃液5585 L、廃油5204 L、その他の廃液125 Lでした。 一方、無機系廃液の排出量は全学で年間11335 Lでした。内訳はクロム系廃液1095 L、シアン系廃液73 L、水銀系廃液92 L、重金属系廃液5323 L、写真現像液1332 L、写真定着液918 L、酸廃液2138 L、アルカリ廃液364 Lでした。 本学の有機系廃液処理施設は、昭和54年に設置され平成21年までの30年間に本学から排出される有機系廃液を「原点処理」の原則に基づいて、焼却による無害化を行ってきました。 しかし、施設の老朽化が激しくなり、設備補修などに費用がかかり、さらに近隣住民等への配慮から平成21年12月に有機系廃液処理施設の運用を停止させ、外部業者による委託処理を行うようになりました。これにより、本学の実験廃液はすべて外部業者にその処理を委託することになりました。-17-<有機系廃液処理施設の運用停止について><平成21年度の実験廃液処理状況>平成21年度有機系廃液排出量(L)一般廃溶媒12720難燃性廃液9514その他 125廃油5204ハロゲン・硫黄系5585平成21年度無機系廃液排出量(L)酸2138定着液918アルカリ364現像液1332重金属系5323水銀系92シアン系73クロム系1095過去5年間における有機系廃液排出量(L)一般廃溶液難燃性廃液平成17年度平成18年度平成19年度平成20年度平成21年度ハロゲン・硫黄系廃油その他05000100001500020000250003000035000過去5年間における無機系廃液排出量(L)写真現像液平成17年度平成18年度平成19年度平成20年度平成21年度写真定着液酸アルカリシアンクロム水銀重金属01000080006000400014000200012000

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