熊本大学 環境安全センターニュース Vol.3&4
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Environmental safety center news 不用薬品(または廃試薬)は、ときに様々な問題を起こします。不用薬品は、基本的には、長年使用しなくなった薬品のことですが、前任の教授から引き継いだ薬品がかなり含まれています。長年、放置または管理されないまま保管されていると、ラベルが剥がれたり、表示が薄くなったりすることで、中身が何か分からない不明薬品となることがあります。中身が分からない薬品を処理することは、かなりの危険作業ですので、分析などで手間と費用がかなりかかります。また不用薬品は、長年放置されることによって、その存在が忘れられ、見つかったときは、実は法規制対象の薬品であり違法所持扱いになることもあります。環境安全センターでは、年1回、全学の不用薬品を収集して、外部委託によって処理しています。 不用薬品の排出は、環境安全センターを通じて行っています。研究室では、排出したい不用薬品をリスト化し、リストを環境安全センターに送ります。環境安全センターでは、リストから処理の難しい不用薬品がないか確認します。環境安全センターでは、以下のものを処理対象外としています。 環境安全センターにより確認を受けた不用薬品は、一本ずつ不用薬品排出票(学部・学科等、管理責任者、連絡先、リストNo.)を添付して、箱などにまとめて排出されます。環境安全センターが収集を行い、研究室から提出されたリストと不用薬品に添付されている不用薬品排出票を照らし合わせて、確認が取れたものから一本ずつビニールで包装して、段ボールにつめます。-18-<不用薬品について><不用薬品の排出方法>(2) 不用薬品の処理学部・学科等管理責任者連絡先リストNo.不用薬品排出票<処理対象外のもの>○国際規制物資○覚せい剤,覚せい剤原料○麻薬○放射性物質○医療系廃棄物・感染性廃棄物○アスベスト含有物質○PCB含有物質○実験廃液(学内の廃液収集時に排出)

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