熊本大学 環境安全センターニュース Vol.3&4
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Environmental safety center news 本学では、教育研究等で発生した固形廃棄物は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律によって、事業系一般廃棄物、産業廃棄物、特別管理産業廃棄物として排出されています。しかし明らかに教育研究で生じた固形廃棄物で、危険性・有害性が確認できないもの(産業廃棄物の分類にも当てはまらないもの)は、事業系一般廃棄物として排出されています。外見上は明らかに実験等で使用されたものですが、研究室では洗浄して排出しているため、危険性・有害性はほとんどない廃棄物としてみなしています。しかし一般廃棄物収集業者から見れば、危険性・有害性が確認できない廃棄物としてみなされます。そのため、このような固形廃棄物は、「実験系固形廃棄物」として事業系一般廃棄物と分別して排出することが望ましいと言えます。 環境安全センターでは、実験系固形廃棄物の内容の実態および排出量を調査するために、平成20年度に2週間における実験系固形廃棄物の収集、平成21年度に環境ISOを取得している薬学部と工学部物質生命化学科に8か月の実験系固形廃棄物の収集を試行的に行いました。※可燃物は透明なビニール袋に入れた上、研究室等名および連絡先(内線)をマジックで記入※不燃物は透明なビニール袋に入れた上、段ボール箱に入れ、研究室等名および連絡先(内線)をマジックで記入(段ボールのフタは閉じないこと) (4)実験系固形廃棄物処理の試行-22-<実験系固形廃棄物収集の試行><実験系固形廃棄物について>分別区分可燃物不燃物プラスチック類紙 類ゲ ルゴム、その他ガラス類金属類陶磁器類その他実験系固形廃棄物の例ろ紙、薬包紙、マスク等実験で使用した紙類エチジウムブロマイド等発がん性を含むものは除く手袋、アルミホイルビーカー、ピペット、サンプル瓶等金属製の反応器、スパーテル等(注射針は除く)るつぼ等使用済みのシリカ等使い捨て(ディスポ―サブル)のプラスチック(ピペッター用チップ、ピペット、チューブ、シリンジ等)実験系固形廃棄物の分別区分

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