熊本大学 環境安全センターニュース Vol.3&4
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Environmental safety center news 大気汚染防止法では、ばい煙(燃料その他の物の燃焼に伴い発生する硫黄酸化物、ばいじん、カドミウム、塩素、フッ素、鉛、窒素酸化物等)を排出する事業者は、ばい煙の量またはばい煙の濃度を年に2回測定しなければいけません。本学では、ばい煙を発生する施設として有機系廃液処理施設、ボイラー(5基)、発電機(1基)を有しており、環境安全センターが取りまとめて外部業者に排気分析を委託しています。 平成20~21年度のばい煙量等測定結果はいずれも規制値以下でした。 本学の排水は、熊本市の下水道に放流することで排出しています(益城地区の地域共同ラボラトリーは河川)。そのため下水道法(益城地区は水質汚濁防止法)と熊本県地下水保全条例を遵守のために、定期的に排水の水質測定を環境安全センターが取りまとめて外部業者に委託して行っています。 本学の下水道放流地点は、黒髪北地区(2箇所)、黒髪南地区(2箇所)、本荘北地区(2箇所)、本荘中地区(2箇所)、本荘南地区(2箇所)、大江地区(2箇所)、益城地区(2箇所)の計13箇所あります。 平成20年度に基準値を超えた箇所は、浮遊物質量(SS)が本荘南地区(2箇所)、黒髪南地区(1箇所)、ノルマルヘキサン抽出物質含有量が黒髪北地区(1箇所)、生物化学的酸素要求量(BOD)が本荘北地区(1箇所)でした。平成21年度に基準値を超えた箇所は、ノルマルヘキサン抽出物質含有量が本荘南地区(1箇所)でした。 本学は、教育研究において多くの実験を行っています。そのため実験室の流しから有害物質が事故などで流れた時のために、一時的に排水を貯留する貯留槽を設置しています。環境安全センターでは自主的に貯留槽のpH測定を月2回行っています。貯留槽は、黒髪北地区(2箇所)、黒髪南地区(6箇所)、本荘北地区(1箇所)、本荘中地区(4箇所)、本荘南地区(2箇所)、大江地区(2箇所)の計17箇所あります。 平成20年度に基準値を超えた箇所はありませんでした。平成21年度に基準値を超えた箇所は、本荘中地区貯留槽(動物資源開発研究施設本館からの排水)、本荘南地区北側貯留槽でした。-25-6.環境測定<平成20~21年度のばい煙量等測定結果><排気分析について><排気水質測定について><平成20~21年度の排水水質測定結果><貯留槽pH測定について><平成20~21年度の貯留槽pH測定結果>(文責 運営基盤管理部人事・労務ユニット 片山謙吾) (2)排水水質分析 (1)排気分析

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