熊本大学 環境安全センターニュース Vol.3&4
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Environmental safety center news 大学では、多くの化学物質が出入りし、また保管されています。特に医歯薬系を擁する大学では、遵守すべき化学物質に関する法規制が多くなり、大学における化学物質管理は難しくなります。さらに大学は多くの研究プロジェクトがあり、プロジェクト毎に化学物質を取り扱うため、少量多種の化学物質を扱うことになります。このことも大学の化学物質管理を難しくさせています。 そこで本学では、平成18年度より薬品管理支援システム(YAKUMO)を導入して、本学の薬品管理を支援しています。環境安全センターは、その運用を業務として行っています。また平成21年度には、化学物質管理規則と化学物質取扱要項を制定して、さらに適正な化学物質管理を推進させました。なお本学では、法規制のかかる化学物質を「薬品」と規則で定義しています。 YAKUMOは、Webサーバー・バックアップサーバー・薬品データベースサーバーで構成されており、ユーザーは学内LANを利用して使用します。薬品データベースサーバーには、「薬品マスター」と呼ばれる薬品の詳細情報(薬品名、メーカー名、容量、CAS No.など)があります。 YAKUMOは、薬品のYAKUMO登録の効率化を図るために物品請求管理システムと連動システムを構築しました。薬品は、基本的には物品請求管理システムに購入したい薬品の情報を入力して、大学の事務から薬品卸業者へ発注され、納品されます。この流れをYAKUMOから行える環境を構築しました。これにより物品請求管理システムを立ち上げずに、薬品の発注ができ、納入後は簡単な操作でYAKUMO登録が可能となり、物品請求管理システムでの入力操作を省くことができます。-6-3.薬品管理熊本大学薬品管理支援システム(YAKUMO)の運用状況について<大学の化学物質管理について><物品請求管理システムとの連動>薬品支援システム物品請求管理 システム財務会計システム薬品 卸業者化学物質管理者①薬品発注依頼(システム入力)⑤システム登録②薬品発注情報⑥薬品納品情報⑦薬品価格情報③薬品発注④薬品配達YAKUMO -物品請求管理システムの連動図

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