環境安全センター年報vol_5
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17Kumamoto UniversityAnnual Report of Environmental Safety Center(1) 砒素ならびにセレンを含む廃液は、他の重金属と混合せず、専用の廃液タンクを用いて貯留する。砒素廃液ならびにセレン廃液の提出に際しては、環境安全センター(電話:3234)に連絡し指示を求めること。(2) 「有機系」の貯留容器区分のその他の廃液は、環境安全センターと協議して特別管理産業廃棄物として学外への委託処理を、研究者の費用で行う。有機溶媒と接触した水は難燃性溶媒として貯留する。これらは水に1%程度は溶解する。たとえばこれからの溶媒を用いて溶媒抽出を行って生じた水相はすべて難燃性溶媒として回収貯留すること。なお、上記溶媒については、流しに直結されたアスピレーターで減圧することはできない。ダイアフラム型ポンプと冷媒を用いた専用の減圧装置を使用すること。その他① 含水有機溶媒で可燃性の廃溶媒は一般廃溶媒に該当し、その他は難燃性廃液に該当する。(含水エタノール、含水アセトニトリル、液体クロマトグラフィーの逆相カラムの含水流出液など)② エタノール、メタノールおよびアセトンなどで器具を洗浄するときは、洗液をそのまま一般排水として流してはならない。③ 次の酸及びアルカリ廃液は各研究室で中和処理後(pH5.8~8.6)十分に水を加え、その塩濃度が、5%以下になるようにした後、排水溝に放流する。 酸:塩酸、硫酸、硝酸、リン酸などの無機酸(但し、フッ化水素は除く)。アルカリ:水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウムなどの無機塩。なお、食塩、塩化カルシウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウムなどの中性塩は塩濃度が5%以下になるように水に溶かした後、放流する。平成22年度より、熊本大学廃液貯留方法は変更されました。詳しくは環境安全センターホームページをご覧ください。お知らせ

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