環境安全センター年報vol_5
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01Kumamoto UniversityAnnual Report of Environmental Safety Center 平成23年4月1日付けでセンター長に就任しました大学院自然科学研究科(理学系)の小川です。どうかよろしくお願い致します。環境安全センターの設置目的は、大学の環境保全及び安全管理にかかる教育研究の推進及び啓発を図ることにより、良好な教育研究環境及び教育研究活動等における職員、学生等の安全を確保し、もって教育研究の進展に寄与することとしています。平成13年度(2001年度)の設置以来、本年で10年になりますが、その間、主なものとして平成16年度(2004年度)の法人化、無機系廃液処理施設の運用停止、平成18年度(2006年度)のYAKUMOの導入、平成21年度(2009年度)には有機系廃液処理施設の運用停止などがありました。特に変わったことは、ここ10年の間にすべての実験廃液が学外委託になったことです。これは学内の処理装置の老朽化もありますが、近隣住民に悪臭等でご迷惑をかけないためでもあります。 本年度から始めたこととしては、実験廃液貯留区分を熊本大学基準から業者の基準に変更したことです。これにより業者は実験廃液の処理がしやすくなりました。2つめは退職者の不用薬品をすべてセンターで集め、処理業者に任せることにしたことです。従来、研究室で引き取られなかった薬品は使用されずそのまま研究室の片隅に残されていましたが、本年度からはそのような事がないようになりました。また、来年度からは実験廃液の回収を年6回とし、有機系廃液と無機系廃液を同時に集める予定です。これにより、研究室に大量の実験廃液が貯蔵されることがなくなります。教育面では教養教育ベーシック科目「環境報告書を読んで行動する技術」及び「生活のまわりのリスク」のパートを担当し、e-ラーニング用のコンテンツを作成しました。 私が熊本大学教養部に赴任したのは昭和58年(1983年)で、田中省三先生と無機定性分析をすることになりました。当時、田中先生は廃液処理専門委員会委員長(1979~1990)をされており、口癖のように“大学から一切の環境汚染物質を下水道に流してはいけない”と言っておられました。本年度、残念なことに,公共下水道流入口で採水した排水から基準値を越える規制物質が、2度検査して2度とも検出されました。また、基準値以内ではありますが、基準値すれすれのところもあります。実験排水に、なお一層の注意を払われますようお願いいたします。 最後に、環境安全センターへのご理解とご協力を重ねてお願い申し上げます。環境安全センター年報Vol. 5の発刊にあたって環境安全センター長小川 芳弘

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