環境安全センター年報vol_5
9/40

06Kumamoto UniversityAnnual Report of Environmental Safety Center 有機系廃液処理施設は、昭和55年(1980年)に無機系廃液処理施設に隣接して現在の環境安全センターの位置(黒髪北地区)に設置されました。この施設は、噴霧燃焼方式の装置を有しており、昭和57年(1982年)には固形物焼却炉を設置して廃試薬などを燃焼処理して無害化していました。さらに排ガスモニタを設置して、環境保全に努めました。しかし昭和63年(1998年)には、周辺住民よりビニールが燃えるような悪臭がするなどの苦情が発生しました。 平成18年には排出者責任の観点や教育効果を狙って自前処理を継続する検討がされましたが、平成21年に施設の老朽化、近隣住民への配慮、コスト面を考慮して、30年間続いた運用を停止させました。 現在は、設備はそのままの状態で置かれたままです。しかし排ガスモニター室は、専任教員の教員室として使用しています。(3)有機系廃液処理施設有機系廃液処理施設(手前)(奥は無機系廃液処理施設)有機系廃液処理施設の急冷塔と洗浄塔

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です