環境安全センター年報vol.6
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03Kumamoto UniversityAnnual Report of Environmental Safety Center 平成23年度より、教養教育に「ベーシック」という科目が加わりました。この科目の目的は、本学の学生として共通して身に着けるべき、基本的な大学に対する考え方・学習方法・大学生活における必須知識を習得することになっており、基本的に学部新入生は全員、受講することになっています(教育学部と理学部は選択科目)。またこの科目は、オムニバス形式になっており全8回のパートに分かれています。そのうち2回は環境安全センターが担当しています。今まで行ってきた「環境安全に関する講義」は安全教育と環境教育に分かれて、ベーシックにそれぞれ組み込まれました。 ベーシックにおける安全教育として「生活のまわりのリスク」というパートを開講しました。このパートはeラーニング形式で行われており、計12回実施することですべての学部新入生が受講することになります。またこのパートは、3つのSTEPで構成されており、STEP1の「学習リソース」、STEP2の「オプショナルコンテンツ」、STEP3の「web課題」に分かれています(ベーシックのすべてのパートでは、web課題を課して評価しています)。以下にSTEP1のコンテンツを示しました。<平成23年度の全学的な安全教育の実施状況>(文責:環境安全センター 山口佳宏) 学習キーワードとして「身のまわりに潜むリスク」、パートの目的として「リスクについて理解し、適切な行動ができるようになる」としています。またSTEP3のweb課題として、最近体験したヒヤリ・ハット事例を紹介してもらいました。 平成23年度は、学部新入生1,820人に対して出席者数1,585人が受講しました(受講率:約87%)。学部新入生が提出した「最近体験したヒヤリ・ハット事例」は、環境安全センターのHPからダウンロードできます。第1章第2章第3章第4章第5章第6章大学生が起こした事故事例熊本で起きた災害事例安全についてリスクの抽出リスク低減方法災害発生時の初期活動

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