環境安全センター年報vol_7
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Annual Report of Environmental Safety Center07Kumamoto University環境監査について 環境安全センターは、施設・環境委員会と連携して、本学で実施されている環境マネジメントの状況について、活動計画の進捗状況や目標達成度の確認を行い、施設・環境委員会に対して改善等の提言を行う「環境監査」を行っています。しかし環境安全センターは、本学の環境マネジメントの担当部署でもあるため、環境安全センターで環境監査を実施せず、環境安全センターに別組織として「環境監査WG」を設置して環境監査を実施しました。 平成24年度は、昨年度より文系の教員を1名追加して行いました。 環境監査は、環境監査(中間)と環境監査(評価)の2回行い、環境マネジメントの担当部署から自己評価(○:順調または達成、△:遅れ気味または未達成、×:未着手または大幅未達成)が記入された「活動管理シート」と添付資料に基づいて確認を行いました。環境監査の結果は、直接、施設・環境委員会に提出され、環境マネジメントの修正や次年度環境マネジメント計画に活かされました。 環境監査WG長が、環境監査(評価)で提出した内容を以下に示します。大学院生命科学研究部(薬学系)※生命科学系選出 WG長法学部 ※人文科学系選出大学院自然科学研究科(工学系)※自然科学系選出教育学部 ※教育学系選出白﨑哲哉(大学院生命科学研究部、准教授)外川建一(法学部、教授)澤田 剛(大学院自然科学研究部、准教授)松永拓己(教育学部、准教授)環境監査WG委員2012年度の環境監査は、環境安全センターに設置された環境監査WGにおいて、11月5日(中間)と2月20日(評価)の2回行われました。今年度より文系の視点からも環境監査が行えるように、環境監査WGの委員として法学部の教員を加えた4名で行いました。委員は白﨑哲哉(大学院生命科学研究部(薬学系、座長))、外川建一(法学部)、澤田 剛(大学院自然科学研究科(工学系))、松永拓己(教育学部)でした。全体的に、環境に配慮した活動を推進しようとする努力が感じられました。特に電チャリプロジェクトは、対外的評価を受けやすく熊本大学らしい特徴的活動になると期待しています。今後ぜひ活動を発展させてください。一方、今回の環境監査では、目標や取組項目、活動内容、達成指標について十分な整理がなされておらず、監査が難しい点も多く見られました。来年度に向けて目標や達成指標などの見直しを行い、対外的評価と監査に耐えるよう、整理統合および不足する内容の追加をお願いします。また、ノーマイカー運動については、熊本市の交通体系が現状のままでは、今後実質的効果を挙げることは期待できません。ノーマイカー運動を効果ある運動にするためには地域の交通基盤整備が必須であり、熊本県唯一の国立大学として、本学の知識技術を地域に還元し地域社会の発展に貢献する義務もあると思います。その点から、学長を先頭に大学として地域の公共交通基盤整備に積極的に貢献する強力な学内体制を早急に構築し、高等教育コンソーシアム熊本も利用して行政および企業と協働する、最高学府らしい環境配慮活動が推進されることを期待しています。2013年2月20日環境監査WG座長 白﨑 哲哉(大学院生命科学研究部(薬学系))2012年度の環境監査を実施して(文責:環境安全センター 山口佳宏)

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