環境安全センター年報vol_8
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Annual Report of Environmental Safety Center07Kumamoto University環境監査について 環境安全センターは、施設・環境委員会と連携して、本学で実施されている環境マネジメントの状況について、活動計画の進捗状況や目標達成度の確認を行い、施設・環境委員会に対して改善等の提言を行う「環境監査」を行っています。しかし環境安全センターは、本学の環境マネジメントの担当部署でもあるため、環境安全センターで環境監査を実施せず、環境安全センターに別組織として「環境監査WG」を設置して環境監査を実施しました。 環境監査は、環境監査(中間)と環境監査(評価)の2回行い、環境マネジメントの担当部署から自己評価(中間:○(順調)、△(遅れ気味)、×(未着手)。 評価:◎(達成)、○(一部達成)、△(未達成)、×(大幅未達成)。)が記入された「活動管理シート」と添付資料に基づいて確認を行いました。環境監査の結果は、施設・環境委員会に提出し、環境マネジメントの修正や次年度環境マネジメント計画に活かされました。 環境監査WG長が、環境監査(評価)で提出したコメントを以下に示します。法学部 ※人文社会科学系選出 WG長大学院自然科学研究科(工学系) ※自然科学系選出教育学部 ※教育学系選出大学院生命科学研究部(薬学系) ※生命科学系選出外川健一(教授)森村 茂(准教授)松永拓己(准教授)黒崎博雅(准教授)環境監査WG委員2012年度に引き続き、環境監査を担当させていただきましたが、ほとんどの取り組みが、設定された達成目標をクリアーしていると判断されました。2011年の東日本大震災後に喫緊の課題として浮上した省エネルギーについては、学生諸君や教職員一丸となって対策を行っています。しかし震災の記憶は福島から離れれば離れるほど薄れているのが実情であるようです。省エネに関しては、今後とも出来ることから1つ1つを積み重ね、安全・快適なエコ・キャンパスを提供していきたいものです。今回の環境監査WGでは、各キャンパスでの改修工事を行う際にも、省エネルギーに配慮した工事が実施されているという報告がありました。また本学の目玉プロジェクトになりつつある電チャリの活用では、その利用により二酸化炭素の発生削減にどの程度貢献できるかの試算も報告されました。廃棄物・リサイクル対策では、ごみ出しルールの徹底に加え、ごみ(bads)を適切に事前選別することにより、リサイクル財(goods)としての生産に取り組み始めていることに注目したいです。いわゆる「混ぜればごみ。分ければ資源」という考え方を徹底させていこうというものだと考えます。一方、化学物質管理の実態そのものは今回の環境監査では取り上げられませんでした。しかし、化学物質を取り扱うための基礎的なトレーニングプログラムが環境安全センターで検討されているそうです。2014年度からは環境マネジメントが新しい形で行われると聞きました。環境保全や安全対策は「当たり前のことを当たり前に行う。」ことが基本です。しかし、この「当たり前のこと」を「当たり前に行う。」ことは、実はとても難しく、また尊いことなのです。なお、2013年度の環境監査は、環境安全センターに設置された環境監査WGにおいて、11月6日(中間)と2月24日(評価)の2回行われました。環境監査WGの委員は、外川健一(法学部、座長)、森村 茂先生(大学院自然科学研究科 工学系)、松永拓己先生(教育学部)、黒崎博雅先生(大学院生命科学研究部 薬学系)の4名で、当日の会議には環境安全センターの山口佳宏先生も陪席し、施設管理ユニット安全衛生管理チームの嶋津氏、満田氏、片山氏、金子氏が事務を担当しました。平成25年度の環境監査を実施して(文責:環境安全センター 山口佳宏)2014年2月25日環境監査WG座長外川 健一

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