環境安全センター年報vol_8
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Annual Report of Environmental Safety Center08Kumamoto University 大学では、多くの化学物質が出入りし、また保管されています。特に医歯薬系を擁する大学では、遵守すべき化学物質に関する法規制が多くなり、大学における化学物質管理は難しくなります。さらに大学は多くの研究プロジェクトがあり、プロジェクト毎に化学物質を取り扱うため、少量多種の化学物質を扱うことになります。このことも大学の化学物質管理を難しくさせています。 そこで本学では、平成18年度より薬品管理支援システムYAKUMOを導入して、本学の薬品管理を支援しています。環境安全センターは、その運用を業務として行っています。また平成21年度には、化学物質管理規則と化学物質取扱要項を制定して、さらに適正な化学物質管理の推進を図りました。 本学では、平成21年度に化学物質管理規則が制定され、化学物質取扱グループの責任者は「化学物質管理責任者」として、化学物質取扱グループ内の化学物質に関する取扱い及び教育などに責任を持って行うことが規定されました。また化学物質管理責任者は、その業務を補佐する「化学物質管理推進者」を置くことができることとしています。化学物質取扱グループは、年度初めに部局長を通じて学長に対し 「化学物質取扱報告書」の提出を行います。この報告書を元にして、熊本大学薬品管理支援システムYAKUMOのログインIDを発行しています。平成25年度の化学物質取扱報告書の提出数は247グループであり、昨年度に比べて4グループ増えました。 平成25年4月に、化学物質管理責任者を対象に化学物質管理に関する説明会を開催しました。平成21年まで作業環境測定に関する説明会を行ってきましたが、本学における化学物質管理の情勢が著しく変化しているため、薬品管理支援システムや実験廃液に関することも含めて説明することにしました。平成25年度は、黒髪地区2回、本荘地区3回、大江地区1回の計6回開催しました。出席者数は180グループ(約73%)でした。3.薬品管理化学物質管理説明会の開催について<大学の化学物質管理について><化学物質管理責任者><化学物質管理説明会>内容:(1)化学物質管理規則と化学物質取扱要項(2)化学物質取扱報告書の提出(3)薬品管理支援システム(YAKUMO)(4)毒物及び劇物の管理(5)化学物質関連標識(6)作業環境測定について(7)化学物質の廃棄について

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