環境安全センター年報vol_8
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28Kumamoto UniversityAnnual Report of Environmental Safety Center本学の排水は、熊本市の下水道に放流することで排出しています(益城地区の地域共同ラボラトリーは河川)。そのため下水道法(益城地区は水質汚濁防止法)と熊本県地下水保全条例を遵守のために、昭和63年度より定期的に下水道へ放流される排水水質測定を環境安全センターが取りまとめて外部業者に委託して行っています。環境安全センターでは、黒髪北地区(5箇所)、黒髪南地区(4箇所)、本荘北地区(2箇所)、本荘中地区(3箇所)、本荘南地区(2箇所)、大江地区(2箇所)、益城地区(1箇所)の計19箇所の水質測定を行いました。測定の結果、法令基準を超過していたものは、関係部局等に、原因調査と管理徹底を依頼し、改善しています。また、学内基準(法令基準値の2/3。ただし、pHは5.5~8.5。)を設定し、これを超過したものは関係部局等に注意喚起をしています。平成25年度の測定結果は次の通りです。本学は、教育研究において多くの実験を行っています。そのため実験室の流しから有害物質が事故などで流れた時のために、一時的に排水を貯留する貯留槽を設置しています。環境安全センターでは自主的に貯留槽のpH測定を月2回行っています。貯留槽は、黒髪北地区(2箇所)、黒髪南地区(6箇所)、本荘北地区(1箇所)、本荘中地区(4箇所)、本荘南地区(2箇所)、大江地区(2箇所)から採水しています。測定の結果、水質測定と同様に関係部局等に周知及び改善を依頼しております。平成25年度の測定結果は次の通りです。(2)排水水質分析<排水水質測定について><貯留槽pH測定について>下水の排除の制限に係る水質の基準を定める条例の基準温度、アルキル水銀、沃素消費量下水の排除の制限に係る水質の基準カドミウム及びその化合物、シアン化合物、有機燐化合物、鉛及びその化合物、六価クロム化合物、砒素及びその化合物、水銀及びアルキル水銀その他水銀化合物、ポリ塩化ビフェニル、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジクロロメタン、四塩化炭素、1,2-ジクロロエタン、1,1-ジクロロエチレン、シス-1,2-ジクロロエチレン、1,1,1-トリクロロエタン、1,1,2-トリクロロエタン、1,3-ジクロロプロペン、チラウム、シマジン、チオベンカルプ、ベンゼン、セレン及びその化合物、ほう素及びその化合物、ふっ素及びその化合物、フェノール類、銅及びその化合物、亜鉛及びその化合物、鉄及びその化合物(溶解性)、マンガン及びその化合物(溶解性)、クロム及びその化合物、ダイオキシンアンモニア性窒素、亜硝酸性窒素及び硝酸性窒素含有量、水素イオン濃度(pH)、生物化学的酸素要求量(BOD)、ノルマルヘキサン抽出物質含有量、浮遊物質量(SS)、窒素含有量、燐含有量その他*全て改善済み排水水質測定基準内2041学内基準超過24法令基準超過*12貯留槽pH測定基準内379学内基準超過29法令基準超過0

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